複数人が暮らせる1LDK以上の間取りとなると、対面キッチンへの注目度が高いのは事実。
腰壁と棚で、「対面キッチン感」
とはいえ、広さの問題はもちろん、事例1のように給排水管や排気ダクトの経路に床段差や梁型ができてしまったり、無理な水回りの移動工事はコストアップになるため断念することもあるでしょう。
ただ、壁付けI型キッチンのデメリットばかり気にせず、欠点を補う工夫をすれば、対面キッチンのLDKにはない、インパクトのある物件を造れることを覚えておきましょう。
調理中のコミュニケーションが取りにくく、煩雑なキッチンが丸見えになること以外に、LDにオープンな壁付けI型キッチンのデメリットには「テーブルや冷蔵庫の配置がはっきりしない=暮らしにくそうに見える」という点があります。
同じ広さなら2DKより1LDKという需要が増えてきた今、最小10畳からの2人暮らし向けLDKには、特に暮らしやすいイメージづくりが必須。そこで、工事費を抑え、広さも確保できる壁付けI型キッチンを生かした、心地良いLDKの事例を紹介します。