国土交通省は3月31日、「不動産ID」に関するガイドラインを発表した。不動産IDとは、土地や建物に付与する、識別のためのIDのこと。普及すれば、IDでの名寄せやひも付けが容易となり、物件情報を扱うシステム同士の連携がスムーズになるため、不動産業界でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速が期待できる
不動産番号の取得など実用面で課題
名寄せが容易に
今回のガイドラインで定められた不動産IDは、不動産登記簿の13桁の不動産番号と4桁の特定コードで構成される。賃貸マンションの場合、不動産番号の後ろに部屋番号を記載する。例えば、ある物件の505号室を示す際には、「不動産番号‐0505」となる。そのほかのルールは左表を参照してほしい。