線路跡地活用の賃貸住宅完成

小田急電鉄

その他|2016年03月10日

全10戸のファミリー・DINKS向けテラスハウス


小田急線地下化に伴う線路跡地活用の第一弾の賃貸住宅「リージア代田テラス」がこのほど完成し、注目を集めている。
貸主は小田急不動産(東京都渋谷区)、企画・設計監修は賃貸住宅設計の実績が豊富なスピーク(東京都渋谷区)が担当した。
立地と事業性を検証しつくした全10戸の鉄骨造2階建て長屋形式のファミリー向けテラスハウスだ。

小田急電鉄(東京都新宿区)では、代々木上原駅から梅ケ丘駅間における鉄道地下形式による連続立体交差事業(事業者:東京都)および複々線化事業(事業者:小田急電鉄)により生じる鉄道跡地の上部利用を進めており、同建物はその一環として1月29日に完成した。

入居者ターゲットは小さな子供がいるファミリーやDINKS。
コンセプトは「ふたつの庭のある暮らし」。
ふたつの庭とは、建物前面にある前庭とリビングからつながるテラスのこと。
前庭は、前面道路との緩衝スペースとなるが、植栽と石を配し、歩きたくなる道とした。
一方テラスは、11~14㎡の広さを設け、リビングの一部として利用することも可能。
「ポイントは庇(ひさし)によるパブリック(公共性)とプライベートの中間領域です」と企画・設計監修を担当したスピークの宮部浩幸氏は話す。
リビングからつながるテラスに庇があることで開け放つことができる。
またポーチ上部にも庇を設置し、街と家の間のワンクッションとしての役割を持たしている。
ポーチに面する個室を設けたのも、街に暮らしを開く人がいることで街に活気が出ることを期待しているからだという。

最寄りの世田谷代田駅は小田急線の中でも乗降者数が少ない駅で、同敷地前の通りは人通りも少ない。
そのため、単体の計画として選ばれる住宅を作りながら沿線の価値を高めることを目指した。

なお、現在入居者募集中。
専有面積は58.3~69.83㎡の2LDKで家賃は21万~23万9000円。

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