家賃債務保証と併用で外国人入居促進
家賃債務保証サービスを提供するCasa(カーサ:東京都新宿区)は31日、外国人向けの多言語コールセンター『Casa通訳センター』を開設したと発表した。外国人の部屋探しの際の通訳や、入居後の相談などに、11言語で24時間365日対応する。
通訳センターでは2つのサービスを提供する。『三者間電話通訳サービス』は、外国人が不動産会社に来店した際に、オペレーターが通訳として間に入って部屋探しや契約をサポートする。『電話通訳サービス』は、外国人の入居中の問い合わせや相談に対し、オペレーターが母国語で案内する。
同社の家賃債務保証サービスの新規、既存の代理店に対しては無料で通訳センターが利用できる。家賃債務保証サービスの利用者のうち、外国人入居者の割合は約13%(2017年実績)。今回の通訳センターサービスを合わせて使用することで、外国人のさらなる入居促進につながるとしている。
訪日外国人が増加し、外国人の賃貸契約は増加傾向にある。一方で不動産賃貸業界では言語や文化の違いから保証人がつかないことや単に外国人であることを理由に入居を断わられるケースも目立つという。通訳センターを利用することで不動産会社やオーナーにとっても、コミュニケーションを円滑にでき、安心して部屋を貸すことができる。