地域医療福祉拠点化進める
独立行政法人都市再生機構(以下UR都市機構‥神奈川県横浜市)は、高洲第二団地(千葉市)に高齢者支援・子育て支援の複合施設『ウェルキャビン稲毛海岸』を開設。11月7日に、施設内に介護相談窓口付きコンビニエンスストアがオープンした。
併設の訪問介護・訪問看護事業所は既に開業し、12月8日に民間学童保育、2020年1月に訪問診療所、同年4月は認可小規模保育園が順次開業する予定だ。
築40年以上を経過した高洲第二団地は、住民の少子高齢化が課題の一つとなっている。UR都市機構は、団地およびその周辺地域の少子高齢化対応や日常生活の利便性を図るため、団地内の敷地を活用し地域医療福祉拠点化を計画。公募で事業者となった新都市ライフホールディングス(東京都新宿区)が企画・開発した。
同施設は、住民が継続して暮らしていけるために必要な高齢者支援・子育て世帯支援・日常生活利便機能の三つを兼ね備えている。レトルト食品や衛生品・杖などの介護・健康サポート関連商品を充実させ、高齢者とその家族が買い物のついでに介護の相談ができる相談コーナーや地域の多世代が気軽に交流できるサロンスペースを設けた。