東京都は2019年12月27日、『東京都耐震改修促進計画(一部改定)素案』についてのパブリックコメント募集を開始した。
東京都 パブコメを募集
『東京都耐震改修促進計画』は、東京都が建築物の耐震診断や耐震改修の促進のため16年に策定した。計画の対象となる建築物は、新耐震基準導入以前に建築された建物。住宅では長屋を含む戸建て、公共住宅を含む共同住宅ともに対象となる。今回は耐震化の目標年次を迎えた特定緊急輸送道路沿道建築物について2点の新たな指針を設け、改定部分の概要を発表した。
1点目は新たな指標「区間到達率」「総合到達率」の目標値を設定したことだ。都県境からある特定緊急輸送道路の各部分に到達するまでの確率を区間到達率、この平均値を総合到達率とする。19年6月末時点の総合到達率は91・8%だが、36年3月末までに100%とすることを目標とした。