不動産会社の再編が進んでいる。千葉県の賃貸仲介大手のハウスパートナーホールディングス(千葉県松戸市)もその流れを象徴する一社だ。年間賃貸仲介件数1万3000件超の同社は、2018年8月、CLSA(シーエルエスエー)キャピタルパートナーズ(以下、CLSA:香港)が組成する日本の中小企業に特化した投資ファンドから資本参加を受けた。石川智哉社長に、事業承継の経緯も含め、今後の展開について話を聞いた。
RPA導入で年間4千時間を削減
年間1万3千件賃貸仲介 千葉・東京・埼玉に24店
―千葉県松戸市を地場に約20年、事業を展開しています。まずは御社の規模感を教えてください。
年間賃貸仲介件数は1万3000件超で、仲介店舗は千葉県、東京都城東地区、埼玉県南東部に24店舗を展開しています。また、直近の数字は非公開ですが、19年度のグループ連結売上高は36億4200万円でした。