リノベーション提案の手法②、投資効果を数値と式で表わす 【連載】プロパティマネジメントで切り開く未来 第148回 その他|2021年06月14日 前回に引き続き不動産オーナーへのリニューアル(リノベーション、以下リノベ)提案のコツについて述べてみたい。前回は表1「投資分析」の①~④までを解説した。10万円の提案(投資)であろうと1億円の提案であろうと、不動産投資であるのだから数値で表現できるのであり、最終的にはオーナーの判断は数値に基づくものなのだ。「なんとなく、これでいいかな」というものではない。 選択肢を用意し、提案し続けることが大事 ■式のカタチを明確化する ⑤の「10年平均利回り」は、①~④と違って、中長期的な視点で投資効率を測るものさしである。①~④はあくまで「単年度」の指標だが、10年平均利回りは複数年での指標だ。