新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅で仕事をする社会人やオンライン授業を受ける学生が増えたことで、インターネット環境はより重要な生活インフラとなった。一方、入居者が求める通信環境は多様化しており、集合住宅にネットサービスを提供するマンションISP(インターネットサービスプロバイダー)各社は今後の需要も見据えたサービスを準備しつつある。
安定した通信環境が必須
未来ネット、最適なプロバイダ提案が奏功 施工の9割以上が賃貸物件に
全国で年間500棟を施工する未来ネット(愛知県大治町)は21年時点で2万3000戸を手がけた。そのうち、95%が賃貸マンションだという。選ばれる理由の一つが、それぞれの地域で通信回線の強いプロバイダーを提案できることだ。