SDGsの取り組みが活発になる中、環境に配慮した賃貸住宅のニーズも拡大している。CO²削減に寄与する建築技術や工法は入居者の住みやすさや満足度に直結する。本特集では、建築面から環境負荷を軽減する商品を紹介する。
ZEH仕様でCO²約93%削減
入居者アンケート「住んでみたい」50%
環境に配慮した賃貸住宅の需要が高まりを見せている。本紙2月7日号に掲載の連載記事で、リクルート(東京都千代田区)の池本洋一SUUMO編集長が言及するように、大手ハウスメーカーを中心にZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応した動きが多く見られる。積水ハウス(大阪市)の「ZEHに対する住まい手の意識調査」では、賃貸住宅に住む20代・30代の男女400人のうち約半数が賃貸住宅でZEHに住んでみたいと回答している。