リクルート(東京都千代田区)が運営するニュースサイト「SUUMO(スーモ)ジャーナル」は1日、家賃相場が安い駅のランキングを発表した(表参照)。
江戸川区の7駅入る
東京23区内に位置する駅から徒歩15 分圏内にあるシングル向け賃貸物件(広さ10〜40㎡未満、ワンルーム・1K・1DK)を対象に家賃相場が安い駅トップ13をランキング形式でまとめた。1位のJR京葉線
「葛西臨海公園」駅を始め、ランキングの中に江戸川区の駅が七つ名を連ねた。
1位の葛西臨海公園駅は、23区と千葉県の境界にある駅だが、「東京」や「新橋」、「秋葉原」といったビジネスの主要駅へは電車で30分以内と利便性が高い。葛西臨海公園や葛西海浜公園などの広い公園もあり、隣駅は「東京ディズニーリゾート」の最寄り駅である「舞浜」駅と、レジャーも充実しているのが特徴だ。
江戸川区に次いで13位内に多くランクインしたのが葛飾区。2位に入ったJR常磐線「金町」駅と、3位の京成電鉄金町線「京成金町」駅は約150mと至近距離にあるため、ほぼ同じエリアといえる。JR常磐線は東京メトロ千代田線と直通運転しているため、実質3路線が利用可能。駅周辺も商店街やスーパーが充実している。
交通の利便性で注目したいのは12位の東武電鉄伊勢崎線「竹ノ塚」駅。普通列車のみが停車する駅だが、同線は東京メトロ日比谷線や同半蔵門線・東急電鉄田園都市線と直通。「六本木」「恵比寿」「渋谷」「上野」駅などまで、乗り換えることなく行ける。駅付近には深夜営業のスーパーやディスカウントストアがあるため、遅い時間の帰宅でも買い物ができる。
新型コロナウイルス下でリモートワークが進む一方、変わらず出勤する人も多い。23区の利便性が高い割安エリアの物件には注目が集まりそうだ。
(2022年3月14日14面に掲載)