前回、管理受託営業における「行動ごとのポイント表」を提示した。今回は、賃貸管理業務の中で管理受託営業以外の人の業務の数値化について述べたいと思う。営業の人は、比較的業務を数値化しやすいのだが、特に事務系の業務となると業務の定義をはっきりさせる必要がある。
事務系部署の日報も客観的に数値化
まず、事務系において「重要な仕事のポイントを高くして」といっても、どれも重要だという意見が出てくる。そうではなくて、仕事の難易度でポイントに差をつけるといいのだ。人は難しい仕事を後回しにする習性がある。しかし、それは「重要な仕事」である確率が高い。本来やらなくてはいけない仕事なのに、割と簡単にできる仕事ばかりをこなしていって、後回しにする。