無線LANシステムの開発・販売を手がけるビーマップ(東京都千代田区)は2022年12月より、集合住宅向けクラウド型Wi‐Fiサービス「アパらくWi‐Fi」の提供を開始した。入居者向け無料Wi‐Fiプラン、複数物件間での回線シェアプラン、入居者負担型の3種類のプランがある。
品質落とさずコスト削減
複数物件間での回線シェアプランでは、日本の一般住宅ではまだ利用が少なく混信が起きづらい60GHz帯の無線規格を利用。複数物件間での共有でも安定的な通信を提供できる。回線を共有しても月額の回線費用は1回線分のみ。すでに回線工事が完了している二つの物件間でシェアプランを導入した場合、1回線分の月額回線費用約6500円が削減でき、中継機材費約14万円、取り付け工事費約10万円は3年ほどで回収できる計算だ。