契約書の条項で暴力団対策

【連載】新・法律エクスプレス 第33回

法律・制度改正|2023年08月04日

  • twitter

 私が所有している物件に最近入居してきた男性が暴力団員であることがわかりました。私自身、とても怖いと思っていますし、ほかの入居者からも苦情が出ています。暴力団員であることを理由に契約を解除して退去してもらうことはできるのでしょうか。

反社会的勢力の構成員を退去させたい

 ほかの入居者への影響を考えると、暴力団員の入居は必ず避けたいところです。しかし、入居者が暴力団に所属していたとしても、当然ですが契約を解除できるわけではありません。

 契約解除をする際に重要な手がかりとなるのが暴力団排除条項(以下、暴排条項)です。暴排条項とは、契約者が現在および将来にわたって暴力団に所属しないことや暴力的な要求行為などをしないことを相互に保証し、違反した場合には催告なく契約を解除することができるようにする条項です。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『賃料滞納を理由とした居室への無断立ち入りの可否と問題点』

検索

アクセスランキング

  1. 共済活用の動き広がる

    全国賃貸住宅修繕共済協同組合,KENT(ケント)共済協同組合,西田コーポレーション,三好不動産,スマイルあんしん共済協同組合,アート企畫社

  2. EV充電、累計受注2万5000台に急拡大

    Terra Charge(テラチャージ)

  3. AAAコンサルティング、不動産会社向けBPOで急成長

    AAAコンサルティング

  4. Sanu、サブスク型の別荘展開 200室へ

    Sanu(サヌ)

  5. イントラスト、家賃債務保証ノウハウを提供

    イントラスト

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ