不動産業務支援サービスを展開するオーナーズエージェント(東京都新宿区)は、賃貸管理実務5年以上の経験者を対象にしたスキルアップ研修「上級賃貸経営アドバイザー養成研修」を開講する。
資産形成の支援力磨く
同研修は、賃貸管理ビジネスを手がける管理会社の社員教育支援として、オーナーズエージェントが2010年より毎年開催している。今回の上級コースでは、不動産オーナーの賃貸経営や資産形成に関するコンサルティングを行う力を身に付けることが目標だ。不動産オーナーの資産形成サポートに必要な建物メンテナンス・売買・投資分析・相続・税務・建築企画のスキルを身に付ける実務重視のカリキュラムとなる。
講師は、賃貸管理の実務者で、現役の不動産オーナーでもあるアートアベニュー(同)プロパティマネジメント事業部の片平智也部長が務める。
研修は全6回、受講費は1人あたり25万円。第1期は23年10月18日に開始予定だ。1団体につき100万円(料金はいずれも税別)で受講可能な団体プランも用意する。
第1回は「オーナーの投資目的・考え方に基づくPMの実務」をテーマに、プロパティマネジメント会社に期待される役割を考え、提供するべき管理サービス・実務の在り方を確認していく。第2回以降では、投資分析やファイナンス、収益不動産の売買サポートに必要となる実務、事業承継や土地活用提案などについて学んでいく内容となっている。
(2023年8月14日9面に掲載)