層の厚さの重要性 ラグビーW杯で確認
「ラグビーワールドカップ2023」での日本代表チームの活躍は素晴らしいものでした。目的を一つにした一体感、明確な戦略の下での自律・連携した動き、それらを可能にした途方もない準備のすべてに心から感動しました。しかし、一方で、今回も前回も、日本チームが決勝トーナメントで勝ち続けるための課題は「選手層の薄さ」の克服であると感じました。
さて、「選手層の薄さ」は日本代表に限られた課題ではなく、日本のビジネスシーンにも共通の課題です。常に次世代を生み出し続けるためには「チームとしての選手層(=社員層)の厚みをつくること」「有望な選手(=人材)をラグビー界(=自社)に導くこと」「それぞれのポジション(=職種・役職)での主役争いが起こる環境をつくること」が必要です。
試合に勝つための戦略(=事業戦略)を練り上げ、個々がスキルアップをするだけではライバル(=競合企業)に勝てない時代になっています。