地域に開く建物をつくる【地域継承 地主ヒストリー】
賃貸経営|2024年01月25日
鎌倉時代から神奈川県横浜市の北西エリア・中山の地を守り続けている齋藤家。当代の齋藤好貴オーナーは「地域に生かされている」という信念で、借地権を買い取った空き家をリノベーションし、地域に開放。まちに新しい価値をつくり出している。
借地権買い戻しリノベ推進
JR横浜線中山駅南口から徒歩10分弱の住宅街に、「753village(ナナゴーサンビレッジ)」と呼ばれる地域がある。コワーキングスペースやギャラリー、教室、多世代交流型カフェなどが点在し、地域住民以外の人も訪れる話題の場所だ。
同エリアの土地建物を所有しているのが齋藤オーナーである。30件ほどの貸し宅地のほか、戸建て賃貸、マンション、アパートなど80戸弱を所有。自身の代で挑戦したのが、753villageの象徴的存在である多目的スペース「なごみ邸」のリノベである。