アクセルラボ、IoT機器で防犯物件づくり

アクセルラボ

商品|2025年02月03日

スマートセキュリティ・パッケージに含まれるサイレンとドア・窓センサー

開閉センサーとサイレン連携

 相次ぐ強盗事件の発生で住宅の防犯対策が注目される中、IoT機器を活用して物件のセキュリティー性能を高めるサービスが登場している。IoT機器の設置・販売を行うアクセルラボ(東京都新宿区)は、サイレンやドア・窓の開閉センサーなどをセットにした「スマートセキュリティ・パッケージ」を販売中だ。外出中に窓の開閉があると、サイレンが鳴って侵入者への威嚇と周囲への異常発生周知を行う。同時に外出中の入居者にはアプリで異常を通知。駆け付けサービス付きのホームセキュリティーサービスよりも手軽に物件の防犯対策を行うことができる。

 スマートセキュリティ・パッケージは、アクセルラボが展開するスマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)」の提供方法の一つ。SpaceCoreは、室内に設置したスマートスピーカーやエアコン・テレビなどの家電をつなぎ、スマートフォンのアプリで一括操作できるようにするプラットフォームだ。

 スマートセキュリティ・パッケージでは、設置機器としてドア・窓の開閉センサーとサイレンを必須とする。外出時にアプリで「外出モード」設定を行うと、ドア・窓の開閉を検知した際にサイレンが鳴る。指定の窓のみに設定する「在宅モード」も実装しており、就寝中や在宅勤務中に人がいない部屋の防犯を強化するといった使い方もできる。

 警戒中のドア・窓の開閉は、アプリで入居者が外から確認できる。さらにIPインターホンを設置すれば、外出中でもアプリを通した応答が可能だ。インターホンを鳴らして在宅か不在かを確認する犯罪への対策にもなる。

開閉センサーで異常を検知した際のアプリ画面

開閉センサーで異常を検知した際のアプリ画面

 導入費用は設置する機器の種類や数により異なるが、開閉センサーとサイレン、IoT機器をつなぐためのゲートウェイのセットで数万円程度だという。月額システム利用料は都度問い合わせとしている。

 スマートセキュリティ・パッケージ開発のきっかけは、SpaceCoreを導入している物件に空き巣が入ったことだ。開閉センサーとカメラを設置している物件だったため、異常の発見や警察への届け出はスムーズだったものの、空き巣が物件に侵入してきたときに役立つ機能がなかったことが問題になった。この対応として2024年10月、機器のラインアップにサイレンを加えてスマートセキュリティ・パッケージとして提供を開始した。

 同サービスへの管理会社やオーナーの反応は良好で、12月末時点で賃貸マンション・アパートや戸建て賃貸、戸建て分譲住宅への採用が決まっているという。

 「スマートホームサービスはこれまで『あったら便利』な設備だと認識されていたと思う。今回セキュリティー性能を向上させる機能を前面に出したことで、より優先度の高い『必需』設備として検討してもらえているようだ。月数千円の費用がかかるホームセキュリティーサービスに比べて安価に導入できるセキュリティー対策として、提案を進めていきたい」(髙橋貢執行役員)

(2025年2月3日4面に掲載)

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