空間プロデュースに強みを持つ乃村工藝社(東京都港区)は「体験価値」の視点から既存物件の価値を向上させるバリューアップを手がける。商業施設、企業PR、文化施設など多様な経験を持つ人材による企画が強みだ。
異分野経験者でチーム編成
住宅に交流空間
商業施設などの企画や設計、施工、運営管理など空間の総合プロデュースを行う乃村工藝社は、既存建物のバリューアップ事業に本格的に取り組む。
バリューアップを手がけてきたのは、比較的規模感のある物件だ。商業施設やオフィスなどがメイン。レジデンスの場合であれば、主に共用部のプロデュースによって価値向上の余地がある物件が適しているとする。
対象となる物件の立地エリアは東京都や大阪府を中心に全国の主要都市。顧客層はデベロッパーを含めた不動産オーナー、不動産投資会社、PM(プロパティマネジメント)会社などだ。
佐久間徹執行役員は「単なるリニューアルよりも、資産価値を向上させたいというニーズがかなり高まってきている。百貨店のフロア改装などで培ってきた当社のノウハウを生かしながら、そういう観点での提案をしていく切り口に変わってきている」と語る。バリューアップの提案にフォーカスするようになったのは2020年ごろからだ。




