売れている理由を探る

【連載】不動産業界のマーケティング戦略 VOL.4

管理・仲介業|2025年09月20日

 「理由がわからないまま売れている状態は危うい」。そう語るのは不動産会社向けのマーケティング支援を手がけるRoombox(ルームボックス:東京都渋谷区)の鶴巻禎社長だ。第4回では、狙った顧客を確実に獲得するための考え方について聞いた。

顧客ニーズを分析

誰に何を届けるか

 狙った顧客を獲得するためには「誰が/何を/どのように」のフレームワークが有効だという。どのような顧客が、何を求めており、それをどのようにして届けるかを整理する。不動産会社が陥りやすいのは、このうち「何を」だけに偏った戦略だ。例えば「ポータルサイトの掲載物件数を増やしたら売り上げが伸びた。だから今後も掲載数を増やせばよい」という発想は典型的だ。だが「どういう顧客が、どんな価値を感じて購入に至ったのかが不明なまま売り上げが伸びている状況は、長期的に見ると危険」と、鶴巻社長は警鐘を鳴らす。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『他業界に学ぶマーケ構造』

検索

アクセスランキング

  1. 大和ハウス工業、物件大型化 面開発に注力

    大和ハウス工業

  2. 不動産適正取引推進機構、宅建士試験24万5000人が受験

    一般財団法人不動産適正取引推進機構

  3. 大阪民泊、万博後も需要堅調

    matsuri technologies(マツリテクノロジーズ),REAH Technolo gies(リアテクノロジーズ),DRILL(ドリル)

  4. 西田コーポレーション、訪問介護事業を開始

    西田コーポレーション

  5. 東急不動産、多頭飼育可能賃貸を竣工

    東急不動産

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅住新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ