北欧サウナ製品の輸入・販売事業を行うtotonou Japan(トトノウジャパン:東京都渋谷区)は9月から、エストニアのサウナ製品メーカー、Auroom(オールーム:エストニア・タルトゥ)の家庭用サウナ製品「CalaMini(カラミニ)」の販売を開始した。
床面積1㎡以内のミニサイズ
同商品は日本のマンション規格に合わせた幅95cm、奥行き95cm、高さ205cmのキャビン型サウナ。1人の利用に適したモデルで、ベンチやストーブを付属する。
組み立て・解体も簡単にでき、設置の際には、部屋の壁に穴を開けることがないため、都心の賃貸住宅への設置も可能だ。
サウナ室は、最大110度まで暖まる本格仕様。木材を180~240度で加熱し、人工的に経年変化を再現したサーモ加工を施す。
販売開始を記念し、販売価格130万円のところ120万円(共に税込み)から提供。また、若年層のサウナ利用者を増やすために、20代、30代を対象に、台数限定で110万円(税込み)での販売も行う。
同社では、オーナー、管理会社への提案資料を用意。購入前後のサポートも行っていく。
北欧ではサウナ付き住宅は珍しくなく、1LDKS(S=Sauna)の物件もあるほどだ。一方、日本ではサウナ付きの物件は少ないという。既存物件にサウナを導入する際、設置スペースがないことが問題となるほか、通常150万円以上のサウナ製品が多いことから、導入のハードルが高かった。
今後は、不動産デベロッパーとの提携、民泊プラットフォーム「Airbnb(エアビーアンドビー)」掲載物件のオーナーとの提携なども行い、サウナ製品の普及を進めていく。
(2022年11月7日17面に掲載)