入居募集業務でペーパレス化を実現
ITテクノロジーの導入によって業務効率化を推進しているGood不動産(福岡市)は、入居募集支援システム『GoWeb!(ゴーウェブ)』やオーナー向けアプリなど自社オリジナルのシステムを開発、活用してきた。
7年間で管理戸数を約8000戸増加させた一方で、福岡の管理部門の正社員は2人しか増員していない。
システムを駆使し、パートでも管理業務がこなせる体制を構築しているからだ。
「これまでの枠にとらわれないイノベーションを起こしたい」と語る牧野修司社長に現在の取り組みを取材した。
電話やFAXが10分の1に減少
―管理物件のリーシング業務においてペーパレス化が進んでいるようですね。
牧野 2011年から改良を重ねてきた自社オリジナルの入居募集支援システム『GoWeb!(ゴーウェブ)』によって、他社仲介店舗からの電話やFAXが激減しています。
―どのようなシステムですか。
牧野 他社仲介店舗がシステム上で当社管理物件の空室状況の確認、内見予約、入居申込書や契約書のダウンロードができます。これまでFAXや電話で行っていたやり取りがシステム上で完結します。当社が休業日でもリアルタイムの状況を確認できるため、仲介店舗にとっても利便性が高く好評です。導入前の繁忙期は1日500件の物件確認の電話がありましたが、今は1日100~150件程度です。
▲定期的に社員研修を行っている