投資用ワンルームマンションの開発・販売を主力に、16期目で年商165億円まで成長したのがシーラ(東京都渋谷区)だ。さまざまなバリエーションの物件開発に加え、2021年6月にはクラウドファンディング事業も開始。25年までに新築マンションの供給戸数1000戸を目指す同社の湯藤善行社長に事業戦略について聞いた。
投資用ワンルーム販売で年商165億円に成長
新型コロナウイルス下で売上高前期比33%の成長
―2021年12月期の年商は前期比33%増の165億円と好調でした。事業構成を教えてください。
収益用ワンルームマンション「SYFORME(シーフォルム)」シリーズの分譲販売が主力で、年商の9割を占めます。残りは、所有物件の家賃収入5%、PM(賃貸管理)3%、BM(建物管理)1%、その他1%という事業構成です。年間の販売戸数は前期比139%の523戸。1戸当たりの平均販売価格は、SYFORMEシリーズのみだと3022万円で、中古を含めると2828万円。いずれも利回りは平均4.2%です。