埼玉県西部地区で建築や不動産事業を展開するKONDO(コンドー)グループ(埼玉県ふじみ野市)は、1961年の創業から60年を迎え、年商は120億円に達する。賃貸住宅やビルの建設を行うほか、グループで注文住宅の建築、賃貸管理、リフォームを展開し、埼玉県西部地区で存在感を示す。2010年には新規事業として、ファミリーの需要が高い木造の戸建て賃貸シリーズ「KASHIYA(カシヤ)」の提供を開始。入居者の住環境を考えた商品でオーナーの資産活用の提案を進める宇佐見佳之社長に話を聞いた。
埼玉県西部で戸建て賃貸400棟を建築
賃貸事業とのシナジーでグループ売上高120億円
―2021年に創業60周年を迎えたとのことですが、地域密着型の建築会社として歩まれてきたそうですね。
私の義父である近藤博政が埼玉県ふじみ野市で創業して以来、東武東上線と西武線の沿線およびさいたま市周辺を商圏としてきました。平屋の賃貸住宅の建築から始まり、分譲・注文住宅の建築やビルの建設、リフォーム、賃貸管理と事業を拡大しながら、グループ売上高は現在120億円になります。事業別でみると、建築請負が40%、住宅の開発・販売が40%、リフォームが10%、賃貸管理が10%となっています。