年間約3000件の賃貸仲介を行うエル・ディー・ケイ(大阪府吹田市)は、法人向けの仲介事業で成長してきた。マンスリーマンション事業や家具家電レンタルもスタートし、法人顧客のニーズをくみ取った賃貸住宅事業へと領域を拡大。成長のアクセルとする。トップに就任し4年目となる有村政高社長が目指す事業展開や会社作りを聞いた。
法人向け賃貸事業特化で売上9億7500万円
社宅仲介で成長年3000件成約
―御社は法人向けの賃貸仲介のイメージが強いです。
以前はそうでしたが、マンスリーマンション(以下、マンスリー)運営などの新規事業が拡大しています。前期から決算時期を1月から12月に変更しました。2021年12月期の売り上げは、11カ月分で9億7500万円。12カ月分なら10億円を超えたかと思います。売り上げ別の事業構成比はマンスリー事業が5割、法人の賃貸仲介が4割、一般賃貸管理やコインパーキングといったその他の事業で1割ほどです。
―マンスリーの売り上げが法人仲介を上回ったのですね。