富山県の地場大手不動産の朝日不動産(富山市)は、設立54年目で、賃貸管理戸数1万498戸(3月16日時点)と1万戸を突破した。投資家系オーナーをターゲットに受託営業を進め、年間平均900戸の純増を達成。着実に規模を拡大している同社の成長の理由を聞いた。
投資家系家主獲得で年900戸伸長
管理戸数1万戸突破オーナー層に特徴
―管理戸数が1万戸を超えたそうですね。賃貸管理が主要事業ですか?
当社の軸となる事業は、賃貸仲介、家主業、賃貸管理の三つです。会社の2021年34期末の売上高は14億3948万円。内訳は、賃貸仲介38.6%、自社物件の家賃収入27.1%、賃貸管理23.9%、売買仲介4.3%、その他売り上げ6%となっており、賃貸仲介の事業収入が約4割と最も大きいです。全従業員数は133人。賃貸仲介店舗を富山県内に11店舗、東京都内にも3店舗展開しています。賃貸管理は伸びており、3月16日時点で1万498戸になりました。直近の2年間では、平均で年に約900戸ずつ確実に増えています。これに伴い、ここ5年の売上高も1.6倍となっています。