東京23区の区分マンションを中心に、約8000戸を管理するトラストアドバイザーズ(東京都台東区)。同社は、住宅・ホテルなどの投資事業を展開し、東京証券取引所スタンダード市場に上場するストライダーズ(東京都港区)の100%子会社だ。東京23 区のワンルームなどの投資用区分マンションを中心に、年間500戸ほどのペースで管理戸数を伸ばす。これまでの実績と、今後の戦略を同社の宮村幸一社長に取材した。
都内中心に5年で管理3000戸増
販売会社からの紹介強み 23区の区分受託に注力
―2021年3月期、22年3月期と2期連続の減収ですが、要因は何でしょうか?
20年以降の売り上げの減少は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、対面営業が進まず管理オーナーからの売却依頼が減少したことが理由です。一方、管理事業は堅調に推移しています。入居率は95%、更新率は60~70%程度です。更新率に関しては、新型コロナウイルス禍で引っ越し控えがあったことから以前より好調です。