築40年超の戸建を再生
2015年01月10日 | リノベーション
築40年を超える戸建木造住宅2戸をリノベーションし、ファミリーから成約を得たカラーズバリュー埼玉オフィス(本社:埼玉県さいたま市)。
「古家再生」を目指し、築古物件特有の味わい深い部材や建具を残しつつ、温かみのある風合いが特徴の塗料でアクセントを加えていった。
「全体の統一感や雰囲気が気に入った」と、内見者から好評を得ている。
東武野田線南桜井駅から車で10分ほどの場所に並んで建つ2戸の戸建て住宅は、前オーナーがそれぞれ住居用と倉庫用として使用していた。
▽ 床は木目調のフロアタイル、天井には90cm角のコンパネを市松模様状に貼った
1階のダイニングキッチンと和室1部屋は、仕切りを取って広々としたリビングダイニングに変更。
玄関を開けてまず目に入るダイニングの壁面は、温もりのある鮮やかな黄色に塗装した。
「100色の基準職を調合し、物件に合う色を作ります」と話すプランナー間嶋恵子氏は、このほか、青や緑をベースにした色を浴室やトイレ、2階の和室にバランス良く配色していった。
真壁の和室では、年季の入った柱や鴨居部分の木材がこれらの色を引き立たせる。
▽ 和室の壁には畳に合せて緑系の塗料を使用
「古さを活かした実家風の家」をテーマに据えたこの物件は、設備交換も含め、約250万円で竣工した。