2回転目でも即成約
2015年04月18日 | リノベーション
2年前にリノベーションを行い、工事中に成約を得た「パティオ日吉8号館」。
その入居者が先日退去し、再び募集をかけたところ原状回復工事中に成約を得たという。
東急東横線日吉駅から徒歩10分の立地。
築27年の鉄鋼造2階建てで、10戸すべてがワンルームだ。
「新旧をカッコよく馴染ませる」をコンセプトに、キッチンユニットなど使える設備はそのまま残した。
一方、煙草のヤニで黄色く汚れた壁面は純白のクロスで一新。
before
重々しいブラウンのフローリングは、ベージュの無垢フローリングに変更し、部屋の印象を明るくした。
after
居室部分の収納は、茶系だった扉を白に塗装。
キッチンユニットや吊戸棚、新設した下駄箱も壁面クロスに合わせて白に塗装し、部屋全体に統一感を持たせている。
「古さが全く気にならない。雰囲気がかわいい」と入居者からも好評のこの物件。
仲介会社の担当者からも「ぜひ紹介したい」と太鼓判を押されたという。
岩崎興業地所(神奈川県横浜市)の岩崎祐一郎氏は「1回目のリノベーションでは入居者が決まって当然。2回転目でも訴求力のある部屋にするため、時が経つほどに味わいが出る無垢材を使いました」と話す。
賃料は5万8000円。
周辺相場と比べて1万円ほど高い設定だ。
工事費は約100万円だった。