壁一面に収納を設置
2015年09月03日 | リノベーション
名古屋市内の地下鉄東山線亀島駅から徒歩5分と近いものの、築44年の古さから決まりにくかった1DK、28.88㎡の「マンション亀島」。
before
同物件を男性が好むビンテージ感のある空間にリノベーションし、家賃1万円アップを実現したのは、朝日リビング(東京都千代田区)だ。
最大のポイントは、1DKの間取りを1Kに変更し、居室部分の一面を壁面収納にしたこと。
「渋谷にあるブックカフェをイメージして壁面収納を採用しました。コレクションした物を棚に飾りたい、収納した物を眺めたいという男性のための見せる収納です」(同社女子力企画室室長・牧野祥枝氏)。
after
棚の上段には照明を取り付け、飾っているものをより見栄えよく陳列できるようにした。
キッチンは既存のものを生かし、扉にはビンテージ感のある木目調のカッティングシートを貼った。
キッチン側の壁には、内装ではあまり使用されない凹凸のある白いナチュラルていぅとのタイルを使用し、カフェをイメージした部屋に統一感を出した。
驚くのは同物件、もともとあったバランス釜、和式トイレをそのまま残したことだ。
「予算の問題があり、どこを妥協するかという部分で、今回は水回りを一切交換しませんでした。そのため、男性をターゲットとしたのです」(牧野氏)。
入居者は想定通り、30代の男性で、募集と同時に入居が決まった。
「自分のスタイルに合うような、普通ではないこだわりのある部屋」が決め手となったようだ。
家賃は4万5000円から5万5000円にアップ。
総工費は200万円だった。