2017年以降、横ばい~下降傾向にあった収益物件価格は新型コロナウイルス感染症以降、住宅系すべての種別(区分マンション、一棟アパート、一棟マンション)で上昇している。同時に「投資利回り」も上昇から低下に転じた。
ニーズは集合住宅から戸建てへシフト
健美家(東京都千代田区)が運営する、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」では、21年11月の訪問者数が124万人となり、20年の同月比で1.5倍、コロナ禍前(19年11月)からは2.1倍に増加した。
21年10月に健美家の登録会員を対象に実施した「第16回不動産投資に関する意識調査」では、現在の投資用不動産の価格は1年前と比べてどう感じているかを調査。約7割の人が「価格が上昇している」と感じていることが分かった。理由として「国内投資家の需要が増えているから」が74.6%で圧倒的1位となり、3位には「新型コロナウイルス感染症の影響」(22.0%)が入った。