リフォーム会社、工務店、不動産会社が約7700社加盟する「全国優良リフォーム会員」の運営を行うColors Japan(カラーズジャパン:東京都中央区)は、現場調査の際に使うことができる「現場改善3DScan(スリーディースキャン)」の販売を10月1日に開始した。
月額3278円から利用可能
同商品は「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」のLiDAR(ライダー)センサーを使って現地調査や管理を行うiOSアプリだ。部屋などをスキャンした後、iPhoneやiPadで3D(3次元)モデルを表示する。
同アプリをインストールしたiPhoneやiPadを使って撮影するだけで、3D処理が自動的にできる。撮影後は現場から離れた後でも壁・床などの長さや面積の計測が可能。撮影した画像の回転や縮小・拡大にも対応する。さらに現場担当から設計担当へデータを送信することで、現場確認も円滑になる。現場での作業時間が短縮できる上に、現場作業が不十分だったときに再度現地に出向く手間も省く。
利用料は1アカウントで月額3278円(税込み)。全国優良リフォーム会員のネットワークのスケールメリットを生かすことができるため、業界最安値(7月30日時点)を実現している。
「これまでリフォーム現場で使う3Dスキャナーは、200万~300万円ほどかかる商品が多かった。だが、iPhone12以降、カメラの性能が向上したことから、今回当社で3Dスキャンアプリを開発し販売を始めた」と同社の藤田精社長は話す。
初年度は1万アカウントの販売を目標としている。
(2023年11月27日9面に掲載)