賃貸住宅のキッチンについて、入居者ターゲットとのマッチングという視点で解説してきましたが、連載後半はさらに細部にわたるキッチン選びのポイントについて紹介していきます。
扉などの色柄グレー系が流行
キッチンのデザイン、というと扉やカウンター天板の色柄などが頭に浮かぶと思います。入居者が決まっていない賃貸住宅では、インテリアの邪魔をしない白や黒、木目柄のブラウンを選ばれることが多いと思います。
ただ、ターゲットやコンセプトがしっかりとある物件であれば、カラー使いも効果的。その場合も近年の流行でいえば、ネイビーやグレーがかった色みが好まれるでしょう。(写真1)若者向けには鏡面タイプよりマット系の人気も高まっていますが、そこには、ビンテージや北欧モダンといったインテリアスタイルの流行が関わっています。