一般社団法人日本民泊協会(大阪市)は、地域の運送事業者との連携による新サービス「手ぶらくん」を、10月13日に発表した。外国人観光客の満足度向上と観光業界の課題となっているオーバーツーリズムの解消を目指す。
オーバーツーリズム解消へ
手ぶらくんは、外国人観光客の手荷物を、空港や駅から民泊などの宿泊施設へ、その日のうちに配送できる。観光客はチェックインの際に受け取る流れとなる。こうしたサービスを利用する際、これまで観光客は送り状を記入する必要があったが、手ぶらくんではオンラインで申請可能だ。利用者の宿泊先が、最近増加している無人運営の施設である場合でも、電子錠を採用している施設なら電子鍵番号を運送会社に伝えておけば対応可能としている。 提供エリアは京都市内と、大阪市内の民泊で、10月よりサービスを開始している。今後は更なるエリア拡大を目指す。