人手不足により、現場作業効率化の必要性が高まっている。清掃などを近隣に住むワーカーに発注できるプラットフォーム「ご近所ワーク」を運営するご近所ワーク(東京都港区)では、5万5000人の登録ワーカーを抱えてサービスを提供する。2024年1月の発注作業数は前年比2.4倍となり、賃貸管理以外の領域でもサービス提供を進める。
登録ワーカー5万5000人
月1200社が発注 作業数1万7000件
ご近所ワークは、空き時間を使って近隣で仕事をしたいワーカーと、清掃や物件撮影などの軽作業を委託したい事業者をつなぐマッチングプラットフォームだ。
発注者は、業務の種類や物件の場所、発注価格を設定して業務を依頼する。発注価格は、ワーカーへの支払額にご近所ワークの手数料30%を加えた額となる。例えば、物件共用部の掃き掃除は20分で910円、ごみ置き場の清掃は80分で2730円(いずれも税込み)だ。
ワーカーは主婦が中心で、3月8日時点で約5万5000人が登録している。ワーカーはご近所ワーク上で勤務地や業務内容を確認して応募、業務を掲載した事業者と業務委託契約を結ぶ。