絆家、住人の交流促す共有スペース

絆家

その他|2025年01月24日

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絆家が主体となり運営するシェアスペース 「団地テーブル」の外観。千葉県の花見川団地の商店街にオープンした

大型団地の商店街でオープン

 コミュニティー重視のシェアハウスを運営する絆家(千葉県流山市)は、千葉市にある花見川団地の商店街で、シェアスペース「団地テーブル」を2025年3月下旬にオープン予定だ。

 団地テーブルは、シェアキッチンやイベントスペースとして誰でも利用が可能なシェアスペース。例えば、シェアキッチンとしてレンタルした場合、借り手は自身の料理を有料で来店者に振る舞うことができる。レンタルは1日単位で可能だ。

オムレツ画像

プレオープン中に団地テーブルで実際に提供されたオムレツ

 主な来店者は、団地の入居者や近隣住民を想定している。入居者の集まる場所となることで交流のきっかけを生み出し、サロンのような役割を担うことに期待する。

 同スペースの2階はシェアハウス兼社宅となっている。間取りは3DKで、3人が入居可能。団地テーブルでの活動に関わる入居者を募集している。

 運営費の一部はクラウドファンディングで募った。24年9月に行ったクラウドファンディングでは、目標額300万円に対し、400万円超の出資が集まった。

 団地テーブルの事業は絆家のほか、1級建築士の浅子雄祐氏、映像クリエーターの岩宗勇希氏の3者が中心となり、共同プロジェクトとして運営している。

内観画像

シェアスペース「団地テーブル」の内観

 室内の設計やブランディングを担当する浅子氏は「花見川団地は全国でも有数の大型団地。約1万人が住んでおり、将来性が見込める。分譲団地は200万~300万円ほどで購入できる。住戸を買い取って『はなれ』として新たなシェアハウス兼社宅に活用している。若年層の入居を促進し、団地の活性化にもつなげていきたい」と話した。

(2025年1月27日2面に掲載)

おすすめ記事▶『絆家、家族向けシェアハウス』

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