AIによる賃料査定サービス「スマサテ」を提供するスマサテ(東京都目黒区)は2日、地域の紹介ガイドを自動で作成するサービス「タウンナビ」の提供を開始した。賃貸住宅のリーシングや物件の販売営業などの促進ツールとして広く不動産会社やデベロッパーに提供していく。
仲介や売買時の営業促進
同サービスのトップページで、顧客名、物件名、物件住所、最寄り駅、通勤・通学先の5項目を入力するだけで、数十秒ほどで、21ページのオールカラーの地域紹介ガイドが自動作成される。
ガイドには、物件周辺の商業・公共施設のマップや地域の人口などの統計データ、顧客の通学・通勤ルートなどが豊富な写真やグラフとともに入る。
作成時に添付することで、地域情報と物件概要を一つのパンフレットデータとして作ることができる。
空室が長期化する管理物件のリーシング時の活用や、賃貸住宅の投資家への販売時にエリアのマーケットの有望性などを伝えることで、成約率を高める効果を期待できる。費用は月3件まで無料で、4件以上は1件作成ごとに880円(税込み)
「これまで物件の周辺環境の情報は営業担当者の経験値頼りにしていたのが、タウンナビの活用により、キャリアの浅い営業担当者でも、作成した資料を基に正確で豊富な情報を伝えられる。業界の情報の透明性にもつながり、安心な取引にも寄与できると考えている」(山岸延好社長)まずは利用店舗数1万店を目指す。
(2022年3月14日2面に掲載)