不動産業界においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、生成AI(人工知能)の活用が注目されている。FIXER(フィクサー:東京都港区)が開発・運用する、生成AI活用支援プラットフォーム「GaiXer(ガイザー)」は、企業・官公庁の導入事例を増やす。同サービスの特徴と不動産業界における活用の可能性について、松岡清一社長に聞いた。
高度セキュリティーが強み
設立14年で上場
―どういった事業を行われていますか。
企業や官公庁のDX推進を当社の使命とし、クラウドソリューションを提供しています。2008年に設立し、22年には東京証券取引所グロース市場へ上場しました。24年8月期の売上高は64億6800万円、経常利益は2億6600万円でした。「クラウド後進国」といわれる日本のIT活用の後れを克服すべく、クラウド技術の導入支援を行っています。日本のIT利活用度は世界でも後れを取っているといわれており、このままではさらに差が広がる可能性があります。