土地の仕入れ、AIで効率化

Penetrator(ペネトレータ)

インタビュー|2025年05月05日

Penetrator 東京都文京区 阿久津 岳生 社長(47)

 衛星データを活用した土地情報の収集・分析サービスを展開しているのがPenetrator(ペネトレータ:東京都文京区)だ。土地の仕入れ業務は従来、地道な現地確認や人脈による情報収集が主流となっていた。同社が開発した「WHERE(ウェアー)」は、人工衛星による撮影データを基に土地や建物の情報を分析。登記データと照合して瞬時に所有者情報をリスト化する。

人工衛星の撮影データ活用

AIで不動産識別 情報取得を容易に

―これまで非常に手間がかかっていた土地情報の仕入れ業務を、衛星データとAI(人工知能)技術で変えようとされていますね。

 WHEREは、地球を周回している人工衛星が撮影した地表の画像をAIで分析して、空き地や駐車場、田畑などを識別。法務局の登記データと照合することで、その不動産の情報が瞬時にわかるというサービスです。調査したいエリアを入力し探索開始。使い方はこれだけです。抽出された情報から、より詳しく知りたい物件にチェックを入れて所有者情報を取得し、営業提案先としてのリスト化も行うことができます。

土地情報の収集方法を大きく変えるものとなる

土地情報の収集方法を大きく変えるものとなる

―不動産登記情報が取得できるサービスは複数あります。それらとの一番の違いはどこにありますか。

 「差異データ」を活用している点です。状況に変化があった場所の情報を抽出する技術を使い、建物が取り壊された、あるいは更地に建物が新築されたなど、当該土地における変化にいち早く気付くことができます。

―相続などで権利移転がされた不動産の情報も検知できるそうですね。

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