管理会社の高齢者入居受け入れ方針が真っ二つに割れている。受け入れを推進する姿勢の会社と慎重な姿勢をとる会社の数はほぼ同数で拮抗。受け入れを進める管理会社は、見守りサービス導入や緊急連絡先の確保で孤独死リスクを管理し、オーナーの理解を得る。
対応策は「見守り導入」最多
慎重も44%で拮抗 孤独死増加を意識
全国賃貸住宅新聞社は、全国の賃貸管理会社を対象に高齢者の入居受け入れに関するアンケートを実施。高齢者の入居受け入れの方針は、「積極的に行っている」「行っている」と答えた推進姿勢が約56%、「あまり行っていない」「ほとんど行っていない」「行わない」と答えた慎重姿勢が約44%とほぼ半分に割れる形となった。
管理物件の入居者に占める65歳以上の割合では、約半数が1割以下と回答した。「1割超3割未満」の回答は3割で、「3割以上」の回答はなかった。