企業から求職者を直接スカウトする、ダイレクトオファー型採用への注目が高まっている。代表的なサービスの一つがi-plug(アイプラグ:大阪市)が提供する「OfferBox(オファーボックス)」だ。業種、企業規模を問わず利便性が高いサービスで、不動産業界での導入も増加しているという。サービスの詳細について中野智哉CEOに聞いた。
不動産会社の導入広がる
学生へ直接提案 マッチングを重視
ダイレクトオファー型採用とは、就職活動を行う学生らが作成した情報を基に企業が直接、インターンや説明会、面接の案内を行う手法のことだ。従来の求人サイトのように求職者からのエントリーを待つ形式と異なり、企業側が適性を見極め、応募前にコミュニケーションを図ることで、求職者の業務内容への理解が深まり、ミスマッチの解消に役立つ。
OfferBoxは、新卒に特化したダイレクトオファー型システムで、希望業種・職種や専攻の情報のほか、写真や動画、長文エピソードなど、多様なプロフィールを登録できる。企業からのオファーは一斉送信ではなく1通ごとに行う仕様のため、より深いコミュニケーションが期待できる。
学生にアプローチする際の画面。パソコンとスマートフォンどちらでも活用できる
ビッグデータを活用し適性の高い学生をピックアップするAI(人工知能)検索、適性診断の結果をプロフィールに反映する機能など、マッチングの精度を上げる仕組みも搭載している。




