不動産のアセットマネジメント(以下、AM)を行う会社による証券事業参入の動きが相次いでいる。
不動産STOで領域拡大
不動産ファンドなどのAMで運用総額2兆2150億円を誇るケネディクス(東京都千代田区)は、不動産を裏付け資産とするデジタル証券の不動産STO(セキュリティー・トークンオファリング)に特化した証券会社の立ち上げを進める。KDX証券設立準備会社(東京都港区)で、第一種金融商品取引業の登録申請に向けた準備をしており、登録が完了次第、不動産STOの引き受けや投資家の二次売買サポートなどを順次行っていく。