集合住宅用の郵便受けや宅配ボックスなどを開発するナスタ(東京都港区)は1日、小川憲嗣副社長が新たに取締役社長COO兼事業統括本部長に就任したと発表した。笹川順平社長は代表取締役会長兼CEOに就任する。
商品開発を強化
小川新社長は1983年に高校を卒業後、地元北海道のキョーワナスタ(現ナスタ)の生産工場に入社した。その後、北海道の千歳工場長、埼玉県の行田工場長、事業統括本部長を経て、2019年に副社長に就任。長く生産畑で経験を積んできた点が評価され、今回の社長就任に至った。
今後、メーカーとして発展するため、商品開発に注力していくことから生産の現場に詳しい小川新社長が抜てきされた。
小川新社長は「自身が一番現場をわかっているという自負がある。7年後の創業100周年に売り上げ200億円を目指して、新しい商品開発を行う」と意気込みを語った。
ナスタ
東京都港区
小川憲嗣社長(59)
(2023年1月30日1面に掲載)