投資用マンションの開発などを手がける新日本建物(東京都新宿区)は14日、ドアの開錠などに顔認証を採用した賃貸マンションの入居を開始した。エントランスから専有部まで一切鍵が不要な顔認証型のマンションの開発は、同社にとって初の試みとなる。2022年12月20日の入居募集開始から約1カ月間で、数件の申し込みがあった。
鍵が一切不要 富裕層狙う
今回入居を開始したのは、高級賃貸シリーズ「ルネサンス西麻布プレミアムコート」。東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩10分に立地するRC造4階建て全19戸。間取りは1LDKと2LDKで、広さは38.62〜53.69㎡。家賃は管理費込みで20万円台後半〜40万円台前半となる。物件グレードなどに加え、顔認証システムの導入で、相場より4~5万円高い設定となる。