激しい競争下着実な歩み
関西を拠点にドラッグストアチェーン、キリン堂などを展開するキリン堂ホールディングス(3194、以下キリン堂)が、競争激化のドラッグストア業界にあって着実な歩みを継続している。前2020年2月期に至る5期間の平均営業増益率は29.32%。この間25円配当が40円配に増加。今2月期も「コロナウイルス禍を読み通せず、その影響は含んでいない」としながらも「13.0%の営業増益、2円増配42円配」計画で立ち上がった。ちなみに3月の既存店売上高は前年同月比3.8%増、4月は5.0%増。と同時に23年2月期に至る中計を発表「売上高1485億円(前期比11.4%増)、営業利益47億8000万円(同70.9%増)」目標を掲げている。
越境ECにより中国市場で事業基盤拡大
キリン堂の堅調さの背景はどんな点に求められるか。