去る2月24日、ロシア軍はウクライナ侵攻を開始し1カ月近くが経過した。米国やEU諸国では対ロシアへの経済制裁を発表し、ロシア軍のさらなる侵攻阻止を狙うが、欧米では原油や天然ガスに加え穀物などの価格高騰が始まり、世界経済への悪影響が出始めた。
投資家は安定市場と捉え資金投入
22年の課題は需給バランス、金利、インフレ
新型コロナウイルス禍の終焉を期待する中で世界経済は波乱の事態が続いているが、日常生活を振り返ると、需給バランス、金利動向、インフレ率が最も身近な経済指数といえる。米国ではサプライチェーン問題によるガソリン価格をはじめ、日常品の値上がりや品不足が顕著だ。