賃貸住宅の建築やリフォームを手掛けるセンチュリーホームズ(千葉市)は、全18戸の賃貸住宅『ルミエール・エタンセル サンク』を3月中旬に竣工した。賃料を周辺相場より4000円ほど高くしたが、室内に照明一体型のプロジェクターを導入し、設備で差別化を図ったことで、入居者募集から1カ月で満室となった。入居者は大学生と社会人が半々だった。
家賃高くても1カ月で満室
同物件は、JR総武本線「稲毛」駅から徒歩25分の場所にあり、千葉大学など、周辺に大学が点在していることから、学生をターゲットに設定。駅近ではない不利な立地を覆すために設備を充実させた。具体的には、宅配ボックスやスマートロック、防犯カメラ、テレビモニター付きインターホンなどの人気設備に加えて、約180万円かけてpopIn(ポップイン:東京都港区)の照明一体型のプロジェクター『popIn Aladdin(ポップインアラジン)』を全戸に設置。プロジェクター用のクロスを貼った壁の一面に、天井のプロジェクターから映画やテレビのほか、スマートフォンの画面を80インチの大きさで映し出すことができるようにしている。家賃は共益費込みで6万円。