東日本旅客鉄道(以下、JR東日本:東京都渋谷区)は4月28日、みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG:東京都千代田区)と、不動産アセットマネジメント事業に取り組むために、JR東日本不動産投資顧問(同)を設立した。資本金は3億円で、出資比率はJR東日本が50.2%、ジェイアール東日本ビルディング(東京都渋谷区)が40%、みずほ銀行(東京都千代田区)が4.9%、みずほ信託銀行(東京都中央区)が4.9%。
みずほFCと協力し資産規模1000億円目指す
設立時点でJR東日本不動産投資顧問は資産を保有していないが、JR東日本の沿線を中心に不動産投資を行うファンドを今後組成し、同社グループが保有する不動産の開発・運営ノウハウとみずほFGが持つ金融ノウハウを融合させてサービスを展開する。設立するファンドに、JR東日本グループの開発・所有物件を組み入れ、獲得した資金を成長分野に再投資する「回転型ビジネスモデル」を構築し、グループとしてさらなる成長を目指す。
同社は、2020年2月から、みずほFGと連携し、私募ファンドを組成・運用しており、今後は、JR東日本不動産投資顧問でのアセットマネジメントを通じ、私募ファンドの組成を加速させる。今後2~3年程度で1000億円規模の拡大を目指す。また、並行して不動産投資法人の組成を検討する。
(5月17日2面に掲載)
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