東武鉄道(東京都墨田区)は3月4日、埼玉県加須市に滞在型貸農園「畑住処」の第1号を誘致したと発表した。
菜園アドバイザーによる指導も付帯
同施設は、東武鉄道日光線「新古河」駅から徒歩7分の場所に立つ、滞在スペースと畑を併せて提供する施設で、4月から利用を開始した。
1区画あたりの広さは約180㎡で、専有面積16㎡のコテージとアウトドアデッキ15㎡、畑45㎡がセットになっている。コテージには、水回り設備や、電気、ガス、エアコン、上下水道などを備える。
ソフト面のサービスとして、菜園アドバイザーによる週1回の訪問のほか、栽培指導、畑や庭の管理補助を提供する。
ターゲットは、週末に田舎で過ごしたいファミリー層や、リモートワークを行う社会人で、「ワーケーション」や「2拠点生活」の希望者。利用料金は月額9万8000円(水道光熱費込み)。
畑住処の企画と運営はアグリメディア(東京都目黒区)が行う。1号農園は、東武鉄道が所有する土地を借り受け、開園した。
3年で10カ所での開園を目指す。
(2022年4月18日16面に掲載)