3年ぶりの日本出張を終え、10月下旬に米国へ帰国した。3週間余りの日本滞在で企業経営者との面談や都内の物件視察の傍ら、昼夜が逆転する時差の下で米国スタッフや提携先とのオンライン定期会議をこなした。
年明け以降に世界金融市場変動か
■進行する円安と米国不動産投資家
2022年3月初旬に115円台で推移した円レートはその後円安に転じ、米国への帰国を迎えた10月23日には150円台を付け、3割近い円の価値下落となった。帰国直後の11月2日、FRB(連邦準備制度理事会)はインフレ抑制を目指し4回目となる0.75%の大幅な利上げを発表した。米国の景気減速を織り込んだうえでFRBは決断、金利差が拡大する日本の金融政策へも悪影響となり、さらなる円安の進行が懸念された。